スパ＆ゴルフリゾート久慈

1分でも長く滞在したいと思わせる空間と演出。まさに、「泊りでゴルフ」の最上級。

ゴルフ場だと思って訪れると、その豪華な施設に唖然とする。ゆっくりホテルに滞在する目的で訪れると、目の前に広がるダイナミックなコースにいてもたってもいられない。広大な敷地に、コースを取り巻くようにクラブハウス、宿泊施設、タイムシェア別荘が立ち並ぶ。海外のリゾートを思わせる優雅な景観にまず圧倒された。
コースは伝説のアマチュアゴルファー、中部銀次郎氏が設計・監修した唯一無二のメモリアルコース。平均80ヤードというゆったりとしたフェアウェイ、バランスよく配置されたハザード、大きなベントのワングリーンというオーソドックスなレイアウトだが、攻めるところは果敢に、引くべきところは謙虚に、自分の力量と相談しながらの慎重なプレーが要求される。
抜けるように高い天井と優しいライティングが心地良いクラブハウスには、本格的レストラン「ダイニング＆カフェTHE GRILL」、寄木細工の美しいロッカーが並ぶロッカールーム、一流旅館にも匹敵する庭園露天風呂を備えた源泉かけ流しの天然温泉大浴場、アロマセラピールームやバーラウンジ、シアタールームまで完備されている。とても一日では堪能できない充実度に、日帰りで来てしまったことを激しく後悔する。
クラブハウスの正面に立つ宿泊施設を覘くと、後悔の念はさらに強くなる。6名まで泊まることのできる12畳の和室とツイン仕様の洋室の他、クリーンサイズのベッドを2つ置いてもあまりある広さの豪華なVIPルーム。どの部屋もゴルフ場に備えられた宿泊施設とは思えないグレードの高さ。しかも、ラウンドと宿泊、朝食、昼食に加え、料理長自慢の選べる夕食がセットになったプランは驚くほどリーズナブルで、当然週末はほぼ満室だそうだ。1泊では飽き足らず、長期滞在するリピーターも多いというのもうなづける。
誰と、何を目的に訪れるかによって、過ごし方も楽しみ方も変幻自在。リゾートというひと言では語れない、最上級の大人の遊び場を見つけた。

クリーム色の壁にグリーンの屋根。緑の美しいフェアウェイを見渡す絶好のポジションに、そんなかわいらしい建物が並ぶ。
これは、海外のリゾートではもうお馴染みの「タイムシェア」方式によって利用できるヴィラ。複数の会員で共有利用するため、個人で別荘を所有するよりも手軽で、管理の煩わしさもない。室内には豪華な家具や生活用品が備えられており、会員になったその日からなんの準備もいらず快適な別荘ライフが楽しめるのだ。
しかもこの施設の充実度がすごい。20畳大の明るいリビング、24時間利用できる天然温泉、ゲスト用サニタリーやシャワールームまで完備。目の前に広がる緑のフェアウェイを眺めながら、オープンテラスで寝そべる時間は至福のひと時だろう。
仲間を招く優越感。部屋からカートで直接コースへ行き、プレーが終わったら部屋でくつろぐ優越感。ここでなら、ゴルファー憧れの贅沢なゴルフライフが実現する。