常磐自動車道「千代田石岡インター」から至近、都心からでも1時間ほどで辿り着くことができる。立地というのは後から変えられるものではないので、ゴルフ場にとってはこれは大きな財産であるし、ゴルファーにとってもゴルフ場選びにおける大きな判断基準の一つだろう。とは言え近いだけでは決め手に欠ける。だが、ここやさと国際ゴルフ倶楽部には決め手となる要素がある。
何といっても一番はコースの美しさ。コースは和の趣を持ち、ラウンド中にふと日本庭園を散策しているかのような錯覚を感じることがある。遠くには筑波山の雄大な景観が広がり、近くには四季折々の姿を見せる美しい花や木に囲まれている。コースに広がる大きな池は陽の光が美しく乱反射し、小鳥のさえずりに耳を傾けていると、都会の雑踏や喧騒など遥か彼方のもののように思えてくる。
そしてコースの戦略性。全体的にフラットな造りだが、絶妙なアンジュレーションが戦略性を高めている。バンカーや池が効果的に絡んでくるので正確性も必要。不思議なことに初来場時は良いスコアが出たものの、来る度に難しさが増し、スコアを落とす来場者が多いという。プレーヤーを惑わす罠が潜んでいるのだ。
だが、そんな罠を乗り越える為にキャディがいる。やさと国際ゴルフ倶楽部は基本的に全組キャディ付プレー。プレーヤーを惑わすコースをよく知りつくしたキャディの言葉を信じてプレーに望んで頂きたい。自分の感覚ばかりに頼っていると大たたきして恥ずかしい思いをするだけだ。
先に述べた通りやさと国際ゴルフ倶楽部は全組キャディ付。ゴルフ場のグレードの高さとコースの戦略性の高さから伺うと当然だろう。いくつかポイントとなるホールを、コースをよく知る担当者に案内して頂いた。
まず1番ホール、一見すると左右が広く感じるがフェアウェイ自体はそこまでではない。見た目とのギャップがあるのでティーショットは慎重に。4番ショートホール、グリーン奥の木々とバックの山々が距離感を狂わす。当日のピンの位置によっては奥に潜むバンカーにハマるので要注意を。5番ロングホール、筑波山を望む景観が見事。ティーショットを右に打つと木が待ち構えているので2打目が厳しくなる。とは言え左にはグラスバンカーが。ロングなので距離を出したいところだが、ティーショットの精度の高さが重要。6番ショートホール。距離がある打ちおろし…と見せかけ、グリーン自体の高さはティーグラウンドとさほど変わらない。高低差を見間違えると大変なことに。11番のロングは担当者一番の苦手ホール!2オン出来そうな距離につい欲を出してしまうが、フェアウェイのアンジュレーションがショットの精度を乱し、グリーン手前の池に吸い込まれていくそう。15番ホールはコース真ん中の巨大なバンカーとグリーンをぐるっと囲む池がプレッシャー大。乗ったら乗ったでうねるグリーンに3パット必至。
名物と呼べるホールが多数あり、どのホールも攻略に悩まされる。ここは素直にキャディのアドバイスを聞き入れよう。素直さがスコアの明暗を分けると言っても過言ではない。
ゴルフ場周辺情報 | |
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観光 | 常陸風土記の丘、ギター文化館、丁子屋(まち蔵 藍) |
レジャー | ダチョウ王国石岡ファーム、茨城県フラワーパーク 果物狩り(柿、みかん、いちご、等)、東筑波ユートピア |
グルメ | しし鍋(11月~3月)、常陸秋そば、地鶏(筑波地鶏、やさとしゃも、やさと本味鶏) |
お土産 | 府中酒造、石岡タルト、やんちゃ(水まん、もち、パン、等) |
宿泊 | ホテルグランマリアージュ、コテージウッドキャッスル、ホテル橋本楼、七会屋旅館 |