都心からほど近い距離にありながら、東京湾からの心地良い潮風と林にセパレートされたコースが全くそれを感じさせない。全体的にフラットでフェアウェイが広くとられているので、ビギナーでも安心してプレーを楽しむことができる。一方で、良いスコアを出そうと欲を出すゴルファーには、趣の全く異なる各コースの攻略に苦しむことだろう。
長浦コースは距離が長くフラットなので、思い切りの良い豪快な攻めを。久保田コースは池やバンカーが多く絡んでくるので、ショットの高い精度が必要。蔵波コースはS字型のロングなど落とし所に悩むホールが続くので、コースマネジメント力が求められる。
これほどまで各コースの趣が異なるがゆえ、得手不得手がはっきり分かれ、前半と後半でスコアにかなりの差が出るゴルファーが多いという。当然のことながら単調な攻めではスコアがまとまらないので、どんな状況にも対応できるようしっかりと練習を重ねてから挑んで頂きたい。
名物は長浦9番ミドルホール。右前方に大きな池が広がりプレッシャーを感じるが、勇気を出して池越えを狙うとショートカットに成功する。セカンド地点からはクラブハウスがよく見渡せる。逆に言うとクラブハウスで食事中のゴルファーからもプレーヤーがよく見え、その視線を一身に受けるので、ここでもまた大きなプレッ
シャーを感じることだろう。プレッシャーに打ち勝ち、バーディを取って気持ちの良いフィニッシュを!
最寄の長浦駅と袖ヶ浦バスターミナルから送迎もあるので、交通手段を問わず気軽に来場できるゴルフ場だ。
「何かおもしろいことをやっている!」、このゴルフ場を何度か訪れたことのあるゴルファーなら誰もがそんなイメージを持っていることだろう。実際にオープンコンペやイベント等の企画が多く催されているのだが、それだけでは特別印象に残るものではない。東京湾カントリークラブのイベントがひと際印象的なのはそのユニークな内容によるものだ。例えば毎月定期的に開催されるオープンコンペの賞品は、会によってゴルフ用品、海産物、肉類、米、お菓子などバラエティ豊かで参加者を飽きさせない。不定期だが、ゴルフ場の従業員と勝負するコンペもある。グリーンをよく知るグリーンキーパーとパット対決、キャディマスターとのドラコン勝負、料理長とのワンオン勝負、そして極めつけは支配人とのグロス勝負。一番の難関は支配人との勝負らしいが、この次々と現れる試練への挑戦はどんなゴルファーでもわくわくするに違いない。各勝負毎に賞品があるので、全勝負に勝利したつわものは抱えきれないほどの賞品を手にすることができる。
ワンオンチャレンジも好評。乗ったか否かは自己申告、しかもショートホールなら何番ホールでもOKというのは嬉しい。正直に申告するかどうするかは個人の判断に任せるとして、チャンスが4回もあるとなんだか成功しそうな気がしてくる。確実に参加費以上の賞品が手に入るので、コンペにこのチャレンジを組み込むと、きっと盛り上がることだろう。
来場のたびにわくわくさせてくれる仕掛けやサプライズが多いこともあってか、東京湾カントリークラブへ来場した方は2度、3度とリピートに繋がっている。
ゴルフ場周辺情報 | |
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観光 | 鋸山、八剱八幡神社例大祭、木更津港祭り花火大会、海ほたる |
レジャー | 東京ドイツ村、マザー牧場 |
グルメ | ホワイトガウラーメン |
お土産 | レタス・ホウレンソウ・落花生などの新鮮野菜、イチゴなどフルーツ類 |
宿泊 | ホテル割烹 鈴や、ゆたか旅館、ビジネスホテル タカザワなど |