都心から約100分、日光宇都宮道路の大沢インターを下りて5分。入口からクラブハウスに向かっていくと気付くことがあると思う。敷地内がまさにフラットなのである。林道を抜けて目の前に広がるクラブハウスは格調高く落ち着いた雰囲気の造りとなっており、きっちり整列したスタッフが丁寧に出迎えてくれる。まさに「VIP」の名に相応しい対応を受け、優雅な一日の始まりとなる。
クラブハウスの中に入ってみると、一面ガラス張りでコースや日光連山が見渡せたるレストラン、他ではなかなか見られない個性的なコンペルームや、広々としたお風呂やロッカールームなど施設も充実している。女性用施設もパウダールームなどが個別に分かれていたりと、ゆったりとした造りになっているのが嬉しい。また、レストランには手荷物が置けるバスケットやブランケットが用意されていたり、細かな気配りがされており、女性に人気が高いのも期待できる。レストランのメニューも15種類も用意されており、さらに2ヶ月に1回時期に合わせてメニューが更新されているのも人気を支える一因であろう。
なによりこれだけのサービスを受けることができてリーズナブルな料金設定となっているので、ただプレーするだけでなく、気持ちよく一日を過ごしたいというゴルファーには非常にお勧めである。料金だけで決めて行ってみると、驚くことは間違いない。
コースはフラットであり、高低差は僅か3m。ティーインググランドから見ると林にセパレートされたコースはフェアウェイも広く見える。しかし、落とし所は限られており、設計者の意図を見抜けないとバーディチャンスはなかなか得られない。「最もエキサイティングなゴルフコースの設計家」と自称するピート・ダイが、自らの名を冠するコースとして設計しただけはある。フェアウェイにボールが行っても、ターゲットポイントを外れると独特のアンジュレーションに捕まり、2打目の難易度が高くなる。さらにグリーン周りにもバンカーや池が配されており、一度罠にはまるとスコアが崩れていく可能性もある。
アウトコースは比較的に易しい造りとなっているのだが、インコースではほぼ全てのホールで池が絡んでおり、気を抜けないホールが続いている。特に14番ホールのアイランドグリーンは、景観は美しいものの、かなりスリリングなホールである。グリーンは直径40ヤード程あるので普段通り打てれば問題ないはずだが、なぜかボールは池に吸い込まれていく。平日はバックティからも申告すればラウンド可能であるが、7000ヤードもありこのレイアウトなので、腕に自信のある方でも打ちのめされるかもしれない。
ゴルフ場周辺情報 | |
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観光 | 龍蔵寺の六尺藤、日光街道桜並木 |
レジャー | 日光江戸村、東武ワールドスクウェア、日光わんわんの森 |
グルメ | 日光ゆば、今市そば、チーズケーキ |
お土産 | 日光彫、りんご |
宿泊 | サンヒルズゴルフ&リゾート宿泊施設、大日向カントリー倶楽部宿泊施設 |